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内モンゴル 砂嵐年々深刻化

2011年04月30日
【新唐人2011年5月1日付ニュース】近年、中国の内モンゴルでは砂漠化が進むに伴い、砂嵐が頻繁に発生しています。現地住民によると、砂嵐は年々深刻化し、原因はダムの建設による環境破壊だそうです。
 
報道によると、4月24日から26日にかけて、内モンゴルのエジン旗地区に砂嵐が発生。一部地域には降雨、強風が伴い、95万元(約1200万円)の経済損失が発生。
 
内モンゴル自治州エジン旗住民 徐さん:「春になると砂嵐が多い、ここは甘粛の水を使います。上流にはダムが多すぎます。子供の頃は家の前に水があったのに今は上流で年に2~3回放水して、やっと水が流れてきます。普段は水はありません。ここには草原はなく、荒れた砂漠だけです」
 
情報によると、砂嵐は播種時期の春に発生するため、農作物の苗が枯れてしまうそうです。現地の旅館経営者は、ここは農業より観光が盛んなため、損失は大きくないと示しました。
 
内モンゴル自治州エジン旗住民 白さん:「春には砂嵐がひどいです。毎日吹くので、春は観光客も少ないです。ここにある“那臨河”という河。昔は“弱水河”と呼ばれ、年に2~3回だけ放水するので、いつも乾いています。政府の問題でしょう」
 
内モンゴル自治州エジン旗住民 王さん:「今年はひどいです。昼も夜も砂嵐です。春は風が強いです。うちの所は砂漠の小さな町で、観光地です」
 
データによると、エジン旗地区は人口18000人、農作物の被害面積は6万ヘクタール。うち、トウモロコシが7500ヘクタール、小麦粉が9000ヘクタールだそうです。
 
新唐人テレビがお送りしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/04/28/a524659.html.
(中国語)
 

 

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